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海藻養殖

海藻養殖

陸上養殖に最適化した、高知大学からライセンスを受けた海藻種苗、および自社で確立した海藻種苗を生産して販売しています。提供可能な種類としては、スサビノリ、アサクサノリなど食用の海藻から、ミナミアオノリを代表とするバイオマス生産に特化した海藻まで幅広く取り扱いがあります。
また、陸上養殖による海藻生産についても、高知大学で確立した独自の種苗作成方法から、養殖タンク運用方法までサポートします。

こんな方におすすめ

  • 食用海藻の自社生産に興味がある方

  • 海の近くの土地活用を考えている方

  • 海藻を活用した環境への取り組みを事業として考えている方

  • 海藻バイオマスの活用を考えている方

  • 工場などで余っている熱を有効活用したい方(ミナミアオノリの養殖)

すでに海藻の陸上養殖を行っている方

  • STEP01

    種苗購入

    育てたい海藻(スサビノリ、ミナミアオノリなど)のタンク養殖用の種苗を購入する

  • STEP02

    養殖試験1

    施設のタンクで養殖試験を行ってその結果を当社に報告する

  • STEP03

    養殖試験2

    最適な種苗を再度受け取り、養殖を行う

  • STEP04

    生産開始

    問題なく成長した場合、本格的に種苗を購入して生産を開始する

これから海藻の陸上養殖を始めたい方

  • STEP01

    お打ち合わせ

    海藻養殖施設の設置について当社と打ち合わせを行う

  • STEP02

    海水試験

    施設予定地で得られた海水を当社に送って、目的の海藻を養殖できるかの確認結果を待つ

  • STEP03

    養殖設備の設置

    生育に適した海水が得られた場合、養殖設備または施設を設置する

  • STEP04

    養殖試験1

    施設のタンクで養殖試験を行ってその結果を当社に報告する

  • STEP05

    養殖試験2

    最適な種苗を再度受け取り、養殖を行う

  • STEP06

    生産開始

    問題なく成長した場合、本格的に種苗を購入して生産を開始する

食用海藻の生産と技術開発

自社で設置した海藻養殖タンクで食用海藻を生産し、販売しています。
また、海藻タンクを用いた様々な実証試験も共同研究などで実施が可能です。

化粧品・素材開発

化粧品・素材開発

新しいアオノリ素材は食品や化粧品への利用が可能です

ミナミアオノリ由来の水溶性多糖を原料にした新規素材は、保水性が高く肌の潤いを保つ効果があります。また、保水性だけでなく、研究段階では抗老化作用や肌の保護成分を増やす機能も見つかっています(PCT出願済み)。今後、臨床試験を通じてヒトでの効果を検証する予定です。
さらに、石油燃料や動物由来素材を化粧品に使用しないことで、環境保全や持続可能な化粧品生産を目指しています。この素材は、天然由来の潤い成分であり、機能性成分としても活用される予定です。

共同開発パートナー募集

食用・健康食品

食用・健康食品

ゼリー素材

独自の技術で養殖したミナミアオノリから抽出した水溶性多糖(特許出願中)は、増粘剤、ゲル化剤、崩壊剤として利用することができます。この素材の特徴として、70度付近でゼリー化させることが可能です。また牛乳を固めたり、お酒をゼリー状にしたりすることもできます
一方で、寒天の原料となるテングサやカラギーナンの原料となるキリンサイの生産量減少や需要拡大による素材不足が懸念されています。そのため、これらの代替品としての利用も期待されています。

健康食品

前述のゲル化剤を食用として活用した場合、お腹の調子を改善する効果があることがin vivo研究で明らかになっています。この素材を使用したゼリーを摂取することで、特に老化による腸内環境の乱れを改善する可能性があります。

共同開発パートナー募集

バイオマス利用

バイオマス利用

海藻は、成長過程で二酸化炭素(CO₂)を吸収する天然のバイオマス資源です。私たちは、この特性を活かし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する研究と事業開発を進めています。例えば、海藻由来のバイオマスを活用した代替プラスチックや、環境負荷の低い燃料の開発にも取り組んでいます。

  • 活用例1

    バイオプラスチック: 海洋ゴミにならない、生分解性バイオマスプラスチックの開発

  • 活用例2

    バイオ燃料: 圧倒的なバイオマス生産効率活かした燃料利用

  • 活用例3

    飼料: タンパク質やミネラルを含んでいるので魚介類や牛などの餌として活用

  • 活用例4

    肥料: 海藻由来の有機肥料として活用。特に多糖成分を抽出した残渣を活用